2017 GIANT FATHOM1 ファーストインプレッション(1)~走行感編
2017/01/16
納車から2日で110km(うち里山25km)ほど走ったので、感想をまとめてみました。
初MTBなので、比較対象はグラベルロードGT GRADE ALLOYになります。
セカンドインプレがあるかどうかは未定(多分ない)
長くなりそうなのでGRADEのときと同じく2回に分けます。
舗装路は進まない
踏んでも進まない、脚を止めるとすぐに減速。
MTBだから当然なのですが、ロードやグラベルロードの感覚が
体に染み付いているのでもどかしくて仕方がない。
GRADEのインプレで、
GRADE+32cセミブロックタイヤで26-27km/hくらい
と書いたけど、FATHOMだと22-23km/hになってしまう。
頑張って踏んでもせいぜい27-28km/h。
ホイール・タイヤ・チューブといった回転部分が重い、
タイヤの接地面積が大きい、空気圧が低い(2bar前後)、
アップライトなポジションと幅広フラットバーハンドルで力が入りにくい、
サスペンションによるロス・・・etc.
とこれだけの違いがあればそりゃあ遅くなります。
フロントシングル30Tは自走が辛いかと思ったけど、そういう問題じゃい。
34Tにしたらトップ踏めないんじゃないかな。
スポンサーリンク
グラベルに入るとイキイキ♪
アスファルトの上ではモッサリすぎてじれったいけど、
土の路面や小石がゴロゴロしている砂利道に入ると、
これまでのやる気のなさ(?)が嘘のように動きがイキイキ♪してくる。
グラベルロードだと場所によってはハンドルが取られないよう気を使うけど、
MTBではそんな心配はまったく無用。
でもこれくらいの路面ならグラベルロードの方が軽快でスリリングで楽しいかな。
トレイルこそMTBのフィールド!
木の根っこや切り株、大きな石がゴロゴロしているような山道に入ると
MTBの圧倒的な走破性が活きてくる。
グラベルロードで強烈な突き上げを喰らって、
逃げてしまった根っこ地獄だって余裕で越えていく。
大きな石がゴロゴロしたところだって、何の心配もいらない安心感。
階段だって角度が浅ければ乗ったまま下りていける。
極太ブロックタイヤとフロントサスペンションの走破性は本当にスゴイ!
手元の操作でサドルを下げられるので、
自転車の上で動きやすいし、お尻を打つ心配もない。
幅広ハンドルの安定感や油圧ディスクブレーキの操作性・効きのよさも大きい。
山道でのMTBは本当に頼もしい。
ウルトラ乙女ギアでも登りは微妙
EVOやGRADEのインナーローは34/28の1.21に対して、
FATHOMは30/42の0.71とかなり小さい。
MTBはローギアが小さいから意外と登りに強いと聞いていたけど、
実際に使ってみると微妙。
20%超の登りも4km/hくらいの激遅シッティングで登ることはできるけど、
ダンシングしても思ったように力が伝わらず、
舗装路平坦と同じようなもどかしさを感じた。
ギアを合わせられず足をついたことも。
このあたりは慣れと試行錯誤がいるのかもしれない。
滑りやすいコンディションなら、サスやタイヤが活きてくるんだろうけど
ドライコンディションでしか乗れていないので実感できていない。
下りは安心感抜群
舗装路でもトレイルでも下りの安定感・安心感はロードやグラベルロード以上。
幅広ハンドルは安定感抜群だし、太いタイヤで路面がどうだろうが問題ない。
瞬時にサドルを下げられるので体重移動や、膝のクッションが使いやすい。
ショップの方が「下りが楽しいバイク」と言っていたけど、確かにそのとおり。
雪の上はどうだろう
GRADEで楽しかった雪の上。
本格的に積もるとMTBでも厳しいだろうけど、5cmくらいなら楽しそう。
久しぶりに東京で雪予報が出ていたので期待したけど、
自宅のあたりは積もらず。うーん、残念。