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FELT GT RITEWAY ユーザーデイ2017でいろいろと試乗してみた

新木場夢の島アリーナで開催されたライトウェイのユーザーデイに行ってきました。
ライトウェイは多くの自転車や自転車用品の輸入代理店、
1号機FELT F85、3号機GT GRADEを始め自分にも馴染みのある会社。

現地に到着

朝から30℃超えの暑さの中、都心を突っ切るのはなかなかタフでしたが
9時過ぎに新木場到着。
しかし、着いてから会場までがわかりにくい;;
間違って工事しているエリアに入ってしまい、
戻って公園に入るもののそれっぽいところがみつからない。
行ったり来たりしたあげく、自転車をかついで階段を降りて発見。
受付開始の10時頃で20名はいなかったはず。

ユーザーデイの内容としては、試乗とゲストイベントの2本立て。
ゲストイベントは興味なかったので受付を済ませたら、
自転車の展示コーナーに向かい試乗三昧。

FELT GT RITEWAY3ブランドの自転車が100mくらいに渡ってずらーっと並んでいます。
ロードにグラベルロードにMTBにクロスバイク、小径車と選り取りみどり。

左側は参加者の駐輪スペース、見たところFELTだらけ。
GTは自分しかいなかったような。

 

試乗コース

海沿いの平坦直線250mの折り返し、
MTB用には角材や台(何と言うのでしょう)が用意されていました。

無関係な人が入ってこないクローズされたコース、
舗装の継ぎ目で段差があったり、荒い箇所があって乗り心地がわかるのはいいけど、
狭いので速度は出しにくく、登りがないのが残念。

 

GT GRADE CARBON Tiagra

今回の1番の目当てはGRADE CARBON。ALLOYとの違いの確認。
試乗リストにあった105がみつからず、まずはTiagraモデルに試乗。
105モデルとの違いは、コンポ以外では前後クイックリリース(105は前TU)、
ディスクブレーキがTRP Hyrdという機械+油圧のハイブリッド方式ということ。

乗ってすぐにわかるのが後ろの衝撃吸収のよさ、小さな段差は気づかないくらい。
しなる極細シートステーなのでこれは想定どおり、前の違いが予想外だった。
ガッシリしたALLOYに対して、こちらはやけに柔らかい。
衝撃吸収はいいんだけど、踏み込んでも力が逃げるような感じ。
1サイズ大きいのもあるかもしれないけど。
QRベースで開発されたフレームのTU版が硬く乗り心地が悪かったりという話も聞くが
逆に前TUベースで開発したフレームのフォークをQRにすることでこうなったのかも。
ブレーキも油圧にしてはフィーリングがイマイチ(効きはこのコースじゃわかりにくい)
変速も旧Tiagraの方がいいような。
・評価:★★☆☆☆(前がフニャフニャすぎ、見た目も地味)

 

GT GRADE CARBON 105

探したら105モデルをMTBコーナーで発見。

こちらはTiagraと違い前がしっかり、
ALLOYのようにガッシリではないけど、吸収はいいのに掛かりもいい。
スタッフの方によるとフォークは基本的には変わらないということなので、
フォークの違いというよりはQRとTUの違いということかな。
乗り心地のよさと走行性が両立できていてこれはいい。
油圧ディスクブレーキもよさげなフィーリング。
昨年画像で見たときは虫みたいで違和感のあった緑フォークも
実物を見ると鮮やかで格好いい。
数年後に後ろもTUになっていたら買い替えてしまうかも。
・評価:★★★★★(Tiagra版とグレード差以上の違い、欲しい)

 

FELT FR3 DISC

せっかくなのでディスクロードもと適当にチョイス。
キャニオンのジャージでこんなカラーリングあったような。

重くは感じなかったので重量10.55kgは誤植かと。
リムブレーキモデルが7.65kgなので8kg台前半のはず。

舗装の継ぎ目で突き上げを思いっきり感じる。GRADEの衝撃吸収のよさを再確認。
1サイズ小さい上にサドルが低すぎて走行感はよくわからず。
変速調整が悪く、特にフロントが酷く1周で返却してしまった。
・評価:-----(サイズ・サドル高合わず、ディレイラー調整不足でなんとも)

 

FELT AR3

ちょいちょいと見かけるFELTのエアロロード。
持ち上げて「軽っ!」。2017モデルは8.15kgとそこまで軽くないけど、
ホイール変更で軽くなったのか、見た目とのギャップでそう感じたのか。

走り出すとすぐに感じるダイレクトな加速感と直進性の高さ、
いかにも上位グレードのエアロロードといった感じ。気持ちいいわー
これはビンディングシューズで乗りたかった。
路面の荒れや継ぎ目はダイレクトに伝えてくるけど、まあそういうバイクだよね。
エアロロードの空力性能は貧脚には恩恵がないなんて言う声もあるけど、
見た目と直進性の高さだけでも十分価値があると思う。
ロードの買替え予定はないけど、次があればエアロロードも検討してみよう。
・評価:★★★★☆(エアロロードは気持ちいい)

 

RITEWAY SONOMA ADVENTURE

クロモリのりりしいフレームにごっついタイヤという佇まいに
引き込まれるように見入ってしまった。

社員がいじり倒して作った自転車をベースに商品化したらしい。
モンスタークロスになるの?に対しては
「街でも山でも楽しめるように…」的な答えだったので、
RITEWAYさんとしてはそういうカテゴライズはないようだけど、
コンセプト的にはモンスタークロスと考えてよさそう。

13.9kgとMyMTB Fathomより重い重量だけど、加速感はそこまで重くない。
街乗り・通勤くらいならストレスを感じない走行性はある。
TOURNEYシフターの操作性の悪さ、変速の拙さ、ブレーキもそれなりと
1つ1つは値段相応だけど、ぶっといタイヤから伝わる心地よさが
「そんなこたあどうでもいいんだよ」と言ってくる。
自転車にとって軽さは正義だけど絶対的な正義じゃあない、
もしくは「僕は悪にでもなる♪」と思わせてくれるものがある。
コレを105と油圧ディスクブレーキで組んでみたくなったけど、
GRADEに35cセミスリック履かせたら近くなるような気もしてきた。
・評価:★★★★☆(乗った中で1番面白かった)

 

RITEWAY GLACIER SW

乗ったことのない小径車にも初挑戦。

フロントサス付という変わり種だった。
スタッフの方によるとブレーキを掛けたときは効かないようになっているとか。

小さなナリのわりには加速は悪くない、想像していたよりは段差にも弱くない。
なんだけどフロントサスのせいか、ハンドルがフラフラして落ち着かず怖い。
これじゃあ乗れない。調整すれば変わるのかもしれないけど。
・評価:★☆☆☆☆(ハンドルがふらついて怖い)

 

感想とか

スタッフの方たちの雰囲気は和気あいあい。
かなり暑い日でしたが、受付待ちを屋内に誘導したり、
試乗待ちエリア日陰にするためにテント移動したりと配慮が伝わってきた。
ずらーっと並んだ試乗車は圧巻だった。
これだけのジャンル、車種を待ちなしで試せる機会はそうそうないんじゃないだろうか。
展示エリアにスタッフがおらず話を聞きにくかったり、試乗コースがイマイチだったり
試乗車の変速調整が不十分といった不満はあるけど、
これだけのバイクを用意するだけで大変だし、
その場で契約取れるイベントでもないから仕方ないかな。

そういやMTBは試乗しなかったけど、カタログからZASKERが消えていた。
昨年購入を検討しただけにちょっと残念。

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