成木峠~KFC東京ヒルクライムNARIKIステージの舞台
基本情報
成木峠(なりきとうげ)、成木ヒルクライム、林道常磐線(りんどうときわせん)
距離:4.5km
平均勾配:9% 最大勾配:15%(GARMIN表示)
獲得標高:406m 標高:300m~706m
アクセス:軍畑駅から5km、武蔵境駅から45km
ヒルクライムレート:240(★★★★上級峠)
オススメ度:★★★(面白みは乏しいがヒルクラの練習にもってこい)
その他:車通り極少、舗装△
登坂記
KFC東京ヒルクライムNARIKIステージの舞台。
ヒルクラの練習として利用する人が多く、
ルート上には「自転車が練習しています」の注意書きが多く見られる。
訪れたのは大会の前週で、道中に大会のポスターが貼られていました。
スペック的には和田峠より1%緩いかわりに1km長い。きつそうだ。
成木街道を西に進み、小沢峠(トンネル)手前で左に入ったところが起点。
(NARIKIステージの起点は5.5km手前の成木図書館)
入ってすぐのところに「成木の家」。サイクリストらの休憩施設らしい。
訪問時は開いていなかったが、入口の手前のベンチで休憩できた。
コースの舗装荒れ等の情報も掲示してくれているようです。
最初の1.5kmほどは、民家と川の間の道で勾配も5-7%程度と緩やか。
分岐は右に進む(左はすぐに砂利道になる)
このあたりから民家がなくなり、道幅も狭く
林道らしい雰囲気になり、勾配もきつくなる。
きれいに植林された木々に囲まれた道を登っていく。
林道モードに入ると、峠らしくない直線ベースの道が1.5kmほど続く。
直線ベースとは言え緩く曲がっているので、
「ずっと先まで続く坂道を見せて心を折る」ような演出はない。
勾配は10%前後、しばらくすると12%前後に上がる。
ガーミン様は24%というトチ狂った数字を表示したが、
その1回以外で確認できた最大勾配は15%。体感とも一致。
ラスト1.5kmに入るとつづら折れが始まる。
直前の12%前後ゾーンより勾配は気持ち落ちるけど、
ここまでの3kmで削られた脚でのつづら折れは堪える。
つづら折れとつづら折れのインターバルは広めで、勾配も落ちるので
和田峠のように「補給したり脚を休める場所がない」ということはない。
ただ・・・長い;;
緩やかなコーナーになり、勾配も10%を切るようになり、そろそろ終わりかな?
真っ直ぐな直線の先に何か見える。
写真奥の黄色い標識(たしか落石注意)のところがNARIKIステージのゴール。
その先の空き地のような場所が終点。
成木”峠”は通称で正式な峠ではないので、峠の碑や標は見当たらない。
かわりにバイクラックがあるのは、KFCのお膝元だからでしょうか。
冷たい湧水もあり、夏場は助かりそう。
感想
きついけど無理すぎない登りが淡々と続く。
序盤の民家・川エリア、中盤の直線ベース、終盤のつづら折れと
はっきりエリアが分かれているのに単調で変化が乏しく感じる。
景色が楽しめるような場所がないからかな。
「無理!」と思うような勾配がないので、
自分のペースを守れば登りきるのはそう難しくないと思う。
逆に言えば追い込めばキツイということ。尾根幹なんかと一緒。
楽しさ爽快さを求めるならイマイチだけど、
ヒルクラの練習としてストイックに繰り返し登って鍛えるには
すごくいい場所だと思う。
自転車練習中の看板があったり、成木の家のほかにも休憩所がオープンしていたり
サイクリストに理解がある土地柄というのもありがたい。
ルートラボ
STRAVA
訪問日
2016/5/21
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