子ノ権現[北]～南のような壁はないが直線坂の波状攻撃が堪える

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基本情報

子ノ権現（ねのごんげん）、林道子の山線
距離：2.8km
平均勾配：10.8%　最大勾配：20%（GARMINは27%出ていたがそんなわけない）
獲得標高：307m　標高：303m～610m
ヒルクライムレート：310（★★★★上級峠）
オススメ度：★★★★（南ほどのインパクトはないがヒルクラとしてはこちらのほうが）
その他：南より舗装がいい

登坂記

サイクリストにとっての子ノ権現は南の原市場側からが定番だが、
車なら国道299号経由で北側からのアクセスが普通だと思われる。

起点は県道395号から南に入る道。
「子の権現」の看板とバスの回転スペースがあるのでわかりやすい。

ちなみに北東に行くと国道395号と西武秩父線の西吾野駅、
南西に行くと天目指峠を越えて名栗に行くことができる。

実は今回、子の権現を南側から登り
北側は写真を撮りながらの下見だけで天目指峠から名栗に抜ける予定だった。
スタート地点を眺めながら羊羹を頬張って休憩をしていたら、
登らずに帰るのは勿体ない気がしてきて予定外の挑戦となった。

入口は日差しが強かったが、林道は木々に囲まれており薄暗い。
のっけから勾配は13%となかなかきつい。

しばらくすると勾配は落ち着き、
さらに進むと空が開けて斜面を利用した畑が目に入る。

畑のまわりはつづら折れになっている。
2つめのつづら折れを越えたあたりで農作業休憩中の老夫婦に声を掛けられる。
婆ちゃん「がんばれ、がんばれー」
自分「ありがとー」
爺ちゃん「まだ３分の１だぞー」
知ってる。でもそれ言わないでー(笑；

畑を過ぎるとまた鬱蒼とした木々に囲まれる。
子の権現の北側ルートは、
見通しのいい直線基調の勾配がきつくなかなか堪える。
入ってすぐも然り、中盤に差し掛かるここも然り。

うーんなかなかいい角度。

しかしこの後の直線部分が15%くらいまで上がりきつい。
見た目はつづら折れの方がきつく映るが、長い直線坂は誤魔化しが効かない上に
先がまだまだあることがわかってしまう分、精神的にきつい。

つづら折れゾーンに入り、また直線基調に入ったら終盤戦。
ここが1番きつい。
直線坂の登りだしは10%くらいだが、
徐々に勾配が上がっていき、きついところでは16%になる。

しかもこれが2本続く。

南側ルートのように理不尽な大ボスがでーんと構えているわけではないが、
結構強いボス戦を連続で乗り越えなければいけない。
これはこれできつい。

2連ボスを越えると、道幅が広くなり空が近くに感じる。

最後の力を振り絞りダンシングで登る！
ラストのつづら折れの前後でガーミン様は23%や27%を表示していたが、
さすがにそこまでの勾配はない。18～20%といったところだろう。
とは言え南側ルートで消耗し、北側ルートの2連ボス戦直後の足には十分きつい。
舗装がいいのは救いだが。

ラストは激坂らしくコンクリ舗装。

そして子の権現の駐車場に入る。

駐車場の先は未舗装だが短いのでロードでも問題ない。
すぐに見慣れた子の権現の入口に辿り着く。

感想

南側ルートの目が眩むような激坂はないものの
10%基調が続いて時おり15%以上まで上がると終始楽をさせてくれない。
特に見通しのいい直線の勾配がきつく精神的に堪える。
しかもそれが4回ほど襲ってくるのだからたまらない。
思い出したのは裏和田。あれを短く急にしたような感じだ。

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訪問日

2017/6/10