風張峠(都民の森)[檜原]～東京で一番高い道路を目指して23.5kmのロングヒルクライム

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基本情報

風張峠（かざっぱりとうげ、かぜはりとうげ、かざはりとうげ）、都民の森（とみんのもり）、
奥多摩周遊道路（おくたましゅうゆうどうろ）、檜原街道（ひのはらかいどう）
距離：23.5km（都民の森まで20.3km）　平均勾配：5.9%
獲得標高：952m　標高：263m～1147m
アクセス：武蔵五日市駅から9km、八王子駅から24km、武蔵境駅から40km
ヒルクライムレート：265（★★★★上級峠 ※都民の森までで220）
オススメ度：★★★★★（初心者から上級者まで幅広い層にオススメ）
その他：舗装＆道幅◎、車・オートバイ多し、峠は都民の森の3km先の駐車場

登坂記

都内で最も賑わっているヒルクライムスポットじゃないだろうか。
有名どころでも和田峠や飯能エリアはガチな人が多い印象だが、
都民の森は、クロスバイクやツーリングバイクも意外と見かける。
自転車だけでなく、ハイカーやトレラン、ツーリングのオートバイも多い。

武蔵五日市駅の前を通り、檜原街道を西に9kmほど進むと檜原村役場がある。

この先のＴ字路を左に曲がったところが起点。

最初の8kmは勾配も5-7%くらいで、それほどきつくない。
東京とは思えない大自然の中を自転車で掛けるのは本当に気持ちいい。

上川乗の三叉路を右に進む。

ちなみに左に行くと甲武峠、そして上野原に繋がる。
東京と山梨はお隣な印象がないが(自分だけ？)、実は隣接している。

上川乗を過ぎると勾配が7-10%に上がる。ここからが本番だ。

長い直線は遥か先まで続く登りが見えることで、
つづら折れは実際以上にきつく見えることで、心が折れそうになる。
１回目に来たときは、つづら折れゾーンがかなりきつかった。

数馬の湯を過ぎると後半戦。

ここが有料道路だった名残、料金所跡からの景色。

右上に登った後、さらに折り返して左上に続く道。
初回はこれを見た瞬間、口半開きで高速まばたきの後、足が止まってしまった。

実際ここの登りはかなりきつい。
勾配のあるつづら折れ、ヘアピンを過ぎると見通しのよすぎるド・ストレート。
ここまで来れば都民の森まで3kmを切っているのだが、
そうとは思えないほど長く感じる。

振り返ると圧倒的な景色が映る。

こんなところまで登ってきたんだと思うと力が沸いてきて、
登りきると都民の森に到達。

都民の森はハイキングの起点であるとともに、
バイクラック・トイレ・ベンチ・自販機・売店・飲食店とそろっており、
サイクリストにもとてもいい休憩ポイント。

私はとちの実さんのお団子がお気に入り。
ニオイに誘われ食べたら美味しくてリピーターになってしまいました。
カレーパンや冷やし田楽も美味しいそうな。

ここにはロードバイクに乗った不思議なマスコット像があります。

ゆりーと君というらし。

ここまで登って休憩して折り返す人も多いのですが、
実は都民の森は中継点。峠は3km先になります。
この先もそこそこの勾配はありますが、登り一辺倒ではなく
平坦・下りも混ざるので、そこまできつくは感じないはず。

登ってくると左に見える風張峠駐車場がトップ。

道路向かいの標に「東京で一番高い道路」とあります。

わかりやすい峠ではなく目立つ碑でもないので、
気付かずにずいぶん過ぎてから折り返してたどり着くことになりました。

感想

都民の森まででも20.3kmと距離は長いが、
全体的に勾配は大人しく、激坂というほどの場所はない。
(とは言え、疲れていると激坂に感じるものですが)
距離が長くノンストップで登りきろうとするとしんどいので、
ヒルクライムレートは高めにしましたが、
ヒルクラ入門として挑戦しても、ペースを抑え休憩と補給をしっかり取れば
きついながらも登りきることが出来ると思う。
私も初回は大垂水しか経験がない状態でしたが、
苦しみながらも料金所跡で１回休憩しただけで都民の森まで辿り着けました。
終わったあとのダウンヒルは、気持ちがいいので飛ばしたくなりますが、
見通しが悪かったり、段差や荒れた場所もあります。
ブログ等でも落車の話を見かけますし、事故を起こすと搬送まで時間がかかります。
事故を起こさないよう慎重に下りましょう。

ルートラボ

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STRAVA（檜原村役場Ｔ字路～都民の森）

google ストリートビュー

訪問日

2015/10/10
2016/5/5
2016/7/24
2017/5/28
2017/7/15
2017/7/22