山伏峠(飯能)[名栗]～緩すぎずきつすぎず、短すぎず長すぎずトレーニングにちょうどいい峠

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基本情報

山伏峠（やまぶしとうげ）
距離：4.2km
平均勾配：6.7%　最大勾配：14%（GARMIN表示）
獲得標高：281m　標高：327m～607m
ヒルクライムレート：160 （★★★中級峠）
オススメ度：★★★★（トレーニングにちょうどいい）
その他：舗装○、車通りそこそこ、工事で交互通行区間有

登坂記

名栗地区にはヒルクライムスポットとして有名な峠が多くあるが、
１番人気はここじゃないだろうか。
これまで３回訪れたが、毎回１０人以上のサイクリストとあう。

県道53号を北に進み「秩父・横瀬」の標識の分岐を右に入ったところが起点。

ちなみに周辺にバイクラック・トイレ・自販機・ベンチと揃っているので、
ヒルクラ前後の補給＆休憩にと助かる。

序盤は民家もちらほらある田舎道。
直線基調で勾配もそれほど厳しくはない。
しばらく行くと工事で狭くなっている区間があり、信号で交互通行になる。

なんだか安心する景色。

山伏峠は青梅方面と秩父をつなぐルートになるため、車通りはそれなりにある。
しかし、一部を除いて道幅は十分あり舗装もいいので、
それほど怖い思いをすることはない。

徐々に道がうねり出し、峠らしくなってくる。
勾配は7%前後がベースで、ときおり10%以上が襲ってくる。

山伏峠の特徴は安定した勾配とつづら折れ。

開けた場所でワインディング

木々に囲まれた道でワインディング

和田峠のつづら折れは己を向き合う修業場のような雰囲気だったが、
山伏峠のそれは勾配も曲がりも和田峠より緩やかで、
木々に囲まれた道や、登ってきた道が見渡せる場所があったりと
バリエーションが豊富でなかなか楽しい。

中盤にある曲がりが緩やかで大きなワインディング、ここが一番きつい。
勾配は13-14%といったところだが、それ以上にきつく感じた。

6-7%という勾配はなにげに性質が悪い。
これが10%ベースなら登りきることだけを考えて抑えるが、
それほど登れない自分でも頑張れてしまう分、脚を使ってしまう。
で、急勾配でしんどい思いをする。

曲がりも勾配も緩やかになり、峠の終わりを感じる。

峠には目立つ標識がある。

標識のすぐ横には気温の表示がある。
当然だが都内より随分低い。
５月に訪れたときウィンドブレーカー無しで下りたら、体が冷えてしまった。

ちなみに峠の先を北に抜ければ正丸トンネルの先から秩父方面へ、
少し先を右に進むとほどなく正丸峠に出る。
山伏峠に売店等の施設はないので、食事や休憩をしたいなら正丸峠に行こう。

感想

峠に行くようになり最初の頃に行ったこともあり、
自分の中ではベンチマーク的な存在の峠。
和田峠のようにキツイ勾配ではないが、緩すぎるわけではない。
都民の森のように延々と続くわけではないが、短すぎもしない。
このきつすぎず緩すぎず、長すぎず短すぎずというのがなかなかのクセ者。
他の方のブログによると、ヒルクラのしんどさは２回目だと何割引かになるらしい。
たしかに都民の森も天目指峠も、初回よりかなり楽に感じた。
が、ここは２回目のほうがきつかった。
おそらく長すぎずきつすぎないので、頑張ってしまうせいだろう。
見方を変えればトレーニングには最適なんだろう。
そういや尾根幹・小山田も何回走ってもちっとも楽にならない。

ルートラボ

STRAVA

google ストリートビュー（工事区間の信号から）

訪問日

2015/10/21
2016/5/21