有間峠[名栗]～9.7km/759mのロングヒルクライム！

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基本情報

有間峠（ありまとうげ）、広河原逆川林道（ひろかわらさかさがわりんどう）
距離：9.7km　平均勾配：9.4%（登りのみ）、7.8%（全体）
最大勾配：14%（GARMIN＆体感）
獲得標高：759m　標高：379m～1138m
※名栗湖入口からだと13.8km/906m/232m～1138m
ヒルクライムレート：280 （★★★★上級峠）
オススメ度：★★★★（おそらく名栗エリア最大獲得標高）
その他：バイク多し、落石注意

登坂記

多くのヒルクラポイントがある名栗エリアで、
最も獲得標高が大きいと思われるのがこの有間峠。

場所は名栗湖（有間ダム）のさらに西の奥

有間渓谷観光釣場の先の分岐を右に入り、

駐車場の先が起点。

なにげにわかりにくく「どっちだろう？」と思いながら左に進み、
作業場のおっちゃんに聞いて引き返しました＾＾;
ちなみにauはこの時点で圏外。

林道に入り、序盤は川沿いの開けた道。
切り立った岩に圧倒される。

勾配はひたすら10%前後となかなかのもの。
ときおり5-6%に落ちるが、10km近い峠道での10%ベースはかなりきつい。

林道ではあるが、名栗と秩父をつなぐルートでもあり多くはないが車も通る。
多いのがバイク。自転車よりバイク乗りに人気がある峠のようだ。

勾配は10%前後で安定してきついが、景色の変化は豊富。
大げさなくらい広く舗装のいいところがあると思えば、
ガレガレの細い道になったり

見事な滝が姿を現したり、

序盤は川沿いなので、ときおり涼しい風が流れてきて気持ちいい。

ときおり現れるワインディング♪

林道らしく落石も多いので、油断は禁物。

中盤に入ると、川沿いではなくなるので暑さが増したように感じる。
汗が滝のように溢れてくる。
和田峠や梅野木峠のように15%以上の激坂はないものの
10%ベースが4kmも5kmも続くとかなりしんどい。
耐える、ひたすら耐えながら登る、といった感じだ。

何度か動物の気配を感じ、熊だったら怖いなーとベルを鳴らした。
熊鈴を導入するべきだろうか。

真上から落ちてくる、細い滝。

ご褒美としては物足りないが、こういうのがなければ耐え切れないかもしれない。

6kmを過ぎたあたりで、勾配が緩くなり下りが混ざるようになる。
ここまで来ればクリアは間違いないだろう。

不意に景色が開ける。

天気があまりよくなかったのが残念だったけど、力がわいてきた。
でも、ここからでも小さな峠くらいの距離はあるんだよな。

秩父さくら湖（浦山ダム）の看板が見えたところが峠。

いやー長かった、きつかった。

ちゃんと峠の標がある。

名栗湖が遥か下に見える。
よくもまあ、あそこから登ってきたもんだ。

結構暑い日だったにも関わらずダウンヒルは体が冷えて、
ウィンドブレーカーが欲しくなった。
事前情報でパンクしやすいとあったので、チューブを余分に入れた代わりに
ジレを外したことをちょっと後悔した。

感想

折れかけの心をハンマーで叩きおるような激坂区間がないこと、
終盤3km強がアップダウンなので、
登りきったときのきつかった感はそこまでではないが、
9.7kmの長さとひたすら続く10%前後の道中はかなりきつかった。
獲得標高も759mとかなりのもの、
名栗湖入口を起点と考えると906ｍとなり風張峠を超える。
名栗エリアを代表するヒルクラスポットの１つだと思う。

ちなみに携帯の電波の入りはすこぶる悪い。
降りそうな空だったが、山頂でも確認することができず困った。

ルートラボ

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訪問日

2016/6/26