白石峠[ときがわ]~埼玉サイクリストの聖地で忍耐力を試される

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基本情報

白石峠(しろいしとうげ、しらいしとうげ)、埼玉県道172号大野東松山線、堂平山(どうだいらさん)
距離:6.3km
平均勾配:8.6%(登りのみ) 最大勾配:15-16%(GARMIN&体感)
獲得標高:538m 標高:228m~766m
ヒルクライムレート:330 (★★★★上級峠)
オススメ度:★★★★★(埼玉のヒルクラの聖地)
その他:

登坂記

東京の都民の森、神奈川のヤビツと同じように
埼玉のサイクリストにとってヒルクライムのメッカが白石峠。
東京多摩地区からのアクセスが悪くこれまで縁のなかったエリア。

県道30号から172号に入り、西に進むと
西平T字路にオレンジの建物「TOKIGAWA BASE」が目に入る。
コンビニ跡地を利用し有志により運営されているらしい。

大量のサイクルラックにベンチ、トイレ、大量の自販機やドリンク等々
初めて訪れたがサイクリストのための素晴らしい施設だと感じた。

白石峠の起点はTOKIGAWA BASEから西に4km先になるが、
その道中が登り基調で7-8%はいくつもあり、10%の箇所まである。
風張林道梅野木峠のように始まる前から始まっているパターン、これは厄介だ。

見えてきた白石峠の案内板、アルファベットで「Shiraishi Pass」とある。
郵政HPの地名はシロイシだが、どちらかが間違い?
白馬(ハクバ)と白馬岳(シロウマダケ)のように地名と峠名が違うのか。

青い案内板を右に入ると白石峠の始まり。

最初のコーナーから10%とそれなりにキツイ。

序盤は空が開けていて山に向かう農村の道といった雰囲気ですが、
しばらく進むと木々に覆われた山道になる。

山道に入ったところに現れる謎の廃コンテナ。めっさ足がつきそうだが。。。

勾配の変化はそれなりにあるものの
8%→10%→13%→10%→6%…この繰り返しといった感じで、
平坦や激坂が現れることはなく、景色の変化が少ないこともあり、
一定勾配の同じような道を淡々と登っていくような印象を受ける。

しかしこの峠、数字以上にキツイように感じる。
理由の1つは、曲がりくねっているのに見通しがいいことだろう。

上のところは大きくS字に曲がっているのに、先のガードレールがわかる。
実際に登っているときはさらに先までよく見える。
苦しいときに先の登りが見えるのは堪える。

埼玉のヒルクラの聖地だけあってサイクリストが多い、
1人また1人と抜いていって、少しずつ離されやがて視界から消える。
自分が登れないだけなんだが、これを何度も見せられるとさらに堪える。

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また一定間隔で峠までの距離表示があり、有難いことだが
「まだそんなにあるのか…」とマメに思い知らされる。
こういうところの距離表示はアバウトなことが多いが、ここは正確。
適当表示で一喜一憂させてくれた方が楽かも。。。

県道だけあって自動車が時折やってくるが、慣れたものだからか、
すれ違い・速度を出すには狭く自転車を追越すには苦労しない道幅だからか、
怖い思いをすることはなかった。


中盤3kmから4km過ぎの区間に勾配がキツイ箇所が4つばかしある。

ガーミンは19%を指していたが、実際の勾配は15-16%だろう。
単発の15%ならそこまでキツくはないが、
序盤から10%台の勾配で削られた状態で波状攻撃のように繰り出される
15%はなかなかのキツさだ。

見事なワインディング!

10%前後ときどき15%の連続攻撃をひたすらゾンビモードでしのぐ。
風張林道の後半を思い出す。

残り1km地点の勝負平橋で辿り着くと勾配が落ち着く。

ここまで来れば、足付きなしの勝負には勝ったも同然だ!
そう思ったが残り1kmが長いのなんの。

空が開けパラグライダースクールが現れる。
なんとなく山頂のような雰囲気だが峠まではまだまだある。

相変わらず無駄にいい見通しに挫けそうになる。
とは言えラスト1kmは最大でも10%くらい、これまでと比べれば楽なはずだ。

ん、何か見えた!

登りきったところが白石峠。
撮影ポイントを探してみたが地味な標しか見当たらなかった。

山頂にはアイス屋さんもいる。
頂きたかったがお腹の調子がイマイチなので自重した。

白石峠は4方向に道が別れており、登ってきた道以外は
それぞれ定峰峠、堂平山(天文台)、刈場坂峠に続いている。

感想

スペックや下調べで覚悟していたが、思った以上にきつかった。
埼玉のヒルクラ聖地ということで都民の森のような開けた所をイメージしていたが、
登ってみた印象は道場=和田峠に近い雰囲気。
淡々と10%前後が続き、強烈な勾配の箇所はないので、
人によってキツく感じる度合いは大きく変わりそう。

道自体は走りやすいし、ここを繰り返せば登れるようになりそうにも思える、
起点手前にあるTOKIGAWA BASEや山頂から続くルートも魅力的で、
キツかったがまた近いうちに来たいと思わせるものはあった。

ルートラボ

STRAVA

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訪問日

2017/08/13

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